[中部 2022年7月4日(月)] メンタルクリニックの有償ボランティア助手での体験

有償ボランティアヨガ指導8年目継続中の「精神科病院・メンタルクリニック」に助手参加したNPO中部指導員の感想です。

7月4日(月)10:00〜11:00
参加者8名+病院関係者2名
講師・北山佐和子
助手・鄭順姫、小川郁子、若松ちひろ、馬場和江

精神科病院・楠メンタルクリニック助手参加感想・鄭順姫(NPO沖ヨガ指導士)


 7/4(月)メンタルクリニックの有償ボランティアに助手として、参加させて戴きました。


 参加者一人一人把握できてない状態での助手は、少し緊張しました。

 精神科にいる必要がないと感じられる方、痛い痛いと主張される方などに対して、どう対応すべきか、足がすくみました。

 私が参加者の表情、発言を観察し、ヒヤヒヤしているのを尻目に、北山先生は、参加者の一人一人に的確に対応、指導されていかれるのでした。

 精神科のヨガの参加者だからと、一般の方と違う扱いをせず、伝えることは伝える、受けて交わすところは交してのご指導法に、深く感銘しました。

 沖ヨガの三密(自然体・自然心・調和息)等のご指導を戴いている私達と、対応は全く変わりがありませんでした。

 膝が痛いとしきりにアピールされていた参加者の男性を、北山先生は適度に交わして指導されてましたが、ヨガクラス終了時に、その男性を褒められて、皆で拍手されました。それが、とても私はびっくりしました。

 参加中、その男性の言葉を聞きながら、どこかで「しつこいな」と感じてしまったので、恥ずかしく思いました。 

 精神科のヨガ参加の方々だからと、特別な差別もせず、参加者一人一人の状態にあわせて、しっかり向き合っていらっしゃるお姿に、これが【心をかける】ということなんだなと私は思いました。

 私は精神科の患者さんに、偏見は特にもってないと自分では思ってました。ですが、気を遣ってあげなければいけないと思ってる時点で、自分とは違う世界の人達だと、無意識に差別をしていたなと、反省しました。

 この参加者の方々の日常は、きっと、もっと殻にこもったものなのでしょう。それが、このクリニック内のヨガレッスンに参加中は、自分の中にある本来の自分を、先生にみてもらえてると感じておみえのようで、表情、動作が生き生きされてみえました。

 すごいことだと思いました。

 きっと沖ヨガ道場では多分こういう風に繰り広げられていたんだなと思いました。

私は沖ヨガ道場体験がありませんが、三島の道場にタイムスリップしたような気持ちでした。(もちろんもっと厳しかったと思いますが…)

 自分が人より優れているという上座心の頭を、ハンマーでかち割られた気持ちでした。

貴重な精神科ヨガクラス助手の体験をさせて戴き、誠にありがとうございました。            

 

合掌  

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