沖正弘師の書籍から、少しずつ紹介をして参ります。
沖ヨガでは絶版になったものも多数ありますが、手に入る書籍からご紹介いたします。
「ヨガの喜び」
出版社 : 光文社 (1989/7/20)
発売日 : 1989/7/20
” 私ヨガは特別な教えではない。ことさら神秘的に謎めかすようなものでも、絶対的にありがたがるようなものでもない。
ヨガは、人間の考え方や行動のしかたの「基本であり結論」「真理であり事実」を示したにすぎないからだ。たとえば、ヨガでは誰とでも仲よくせよ、と言う。これは子どもでもわかるような、人間生活のあたりまえの基本だ。そのまま、大人にだって通用する。
また、人を愛せとも言う。言葉だけだと、まったく抽象的でなにがなんだかわからないが、たとえばこう考えてみよう。あなたは人を愛するのと、にくむのとどちらがいいか。どちらが気持ちがいいか、いずれが楽しいか。
・・・にくむより愛するほうがいいにきまっている。これが基本であり結論ということだ。幼稚園で教えることより、大学で教えることはむずかしいが、教えることの基本は同じであるのと似ている。
体でも同じことが言える。ヨガの動禅(アサンス)は、こういう姿勢と動作が体を安定させるという形を集めたものである。こういう体の動かし方をしていれば、楽だし、心は落ち着くし、病気になることもないという考えだ。禅とは安定の意味である。
最高の心身安定法を呼吸、栄養、頭や体の使い方などで説いているのがヨガだ。だからこの本は、スポーツをする人、仕事ばかりで体を動かすひまのない入、宗教を学ぶ人、学問をする人、どんな人にも読んでほしい。ヨガは「事実」だけを集めたものなのだから、どんな思想や考えとも対立するものではない。
引用:ヨガの喜び まえがき P.14~15から引用 ”
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